ラブストーリー

エステルとアルフレッド:愛の物語

昔々、愛と宝石にまつわるひとつの物語がありました。すべては1895年のパリ、宝石商の娘エステル・アーペルと、宝石細工職人の息子アルフレッド・ヴァン クリーフが結婚したことに始まります。若いこのふたりは、革新を恐れぬ情熱、家族愛、そして宝石への愛といういくつもの価値観を共にしていました。 

    ヴァン クリーフ&アーペル ブティックの写真、1906年頃、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス

    ヴァン クリーフ&アーペル ブティックの写真、1906年頃、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス

1906年、メゾン ヴァン クリーフ&アーペルが、ヴァンドーム広場22番地に誕生します。愛し合うふたりの名前を結び合わせ、メゾンはこの時からまばゆい宝石に包まれた輝く未来を築き上げていくことになります。そして1926年、ふたりの娘のルネ・ピュイサンがメゾンのアーティスティックディレクターに就任。豊かな想像力と大胆さを持った彼女は、誰の目にもひと目でヴァン クリーフ&アーペルとわかる、メゾン独自のスタイルを確立させていくのです。