伝説

2012年「ヴァン クリーフ&アーペル、美の伝承」上海にて、メゾンのスタイルの核心に迫る回顧展

2012年5月20日から7月15日まで、中国初となるメゾンの回顧展として「ヴァン クリーフ&アーペル、美の伝承」が上海当代美術館(MOCA上海)で開催されました。一世紀を超えるメゾンの歴史の中から、メゾンが所蔵するコレクションや個人蔵の作品、370点以上のジュエリー、ウォッチ、貴重なアクセサリー、芸術工芸品、スケッチや文書などが紹介されました。

パトリック・ジュアンとサンジット・マンクがデザインした牧歌的な装飾の中で、4つの異なるテーマの作品が計1,200㎡(13,000平方フィート)に及ぶふたつのフロアで展示されました。エキゾチシズム、自然、エレガンス、そして女性らしさ、この観点からヴァン クリーフ&アーペルのスタイルの核心に迫ります。これは何世代にもわたり継承されてきたマンドール(黄金の手)と呼ばれる職人たちの究極のサヴォアフェールや、ピエール ド カラクテールとされる特別な感情を呼び覚ますメゾンの宝石の魔法を知る機会となりました。来場者は、クリサンセマム クリップ(1937年)、ミノディエール レイヨナント(1934年)、ジップ ネックレス(1950年)など、伝説として語られる作品の背後にある物語やインスピレーションを、次から次に紹介します。本展は、アイコニックなジュエリーからメゾンの名声に影響を与えたセレブリティまで、ヴァン クリーフ&アーペルの遺産の豊かさと進化し続けるクリエイティビティに強く焦点を当てたものとなりました。