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「ヴァン クリーフ&アーペルの
アールドゥヴィーブル」展
ラッフルズ ホテル シンガポール内「レ ジャルダン スクレ」
ヴァン クリーフ&アーペルはラッフルズ ホテル シンガポール内「レ ジャルダン スクレ by ヴァン クリーフ&アーペル」にて、「ヴァン クリーフ&アーペルのアールドゥヴィーブル」展を開催します。
メゾンのパトリモニー コレクションをアーカイブ資料とともに展示する本展では、20世紀のジュエリー作品とタイムピース、貴重な工芸品、アクセサリーを通してヴァン クリーフ&アーペルのサヴォアフェールとインスピレーションを紐解きます。作品の一部は顧客の特別な依頼を受けて制作され、特定の機能を備えています。ゴールドとクラブウッド製のペーパーナイフや、パフュームボトル、1960年代に作られた引き込み式のシャンパンマドラーなどはその好例です。
1920年代より、メゾンはイエローゴールドにミラーポリッシュ仕上げを施した作品の制作を始めました。ガドルーン装飾が施されたシェル パウダーケースには、テーブルウェアのための伝統技法として何世紀にもわたって受け継がれてきた金属細工の技巧を見ることができます。ヴァン クリーフ&アーペルは、時には他の芸術分野からインスピレーションを得て、レリーフの質感によってゴールドにいっそうの輝きを与えました。1950年代から1970年代にかけては、こうした優美な曲線がリングやイヤリング、ウォッチを彩りました。
ミノディエール™とネセセール(ヴァニティケース)の貴重なセレクションも本展の見どころのひとつです。1920年代に作られた多種多様なヴァニティケースの中でも、エンベロープ形のパウダーコンパクトのコレクションが特に目を惹きます。蓋で閉じられた3つのパーツを開くと、鏡とパウダーを収めるコンパートメントが現れる構造で、口紅のチューブを取り付けられるチェーンを備えたものもありました。1920年代に特に人気を博したこの小さく機能的な長方形のオブジェには、さまざまな装飾が施されました。当時のスタイルを象徴する1932年のパウダーボックスは、レッドとブラックのエナメルによって幾何学的なパターンが強調されています。
1970年代、メゾンはエレガントなイブニングバッグを数多く制作しました。 イエローゴールドの糸を織り上げたかのような作品は、豊かな質感を持つ布地からインスピレーションを得ています。これらのバッグは、1933年に特許を取得した著名なミノディエール™に収められていたような小物類を持ち運べるサイズに作られました。このページの上部に掲載されている1971年のイブニングバッグは、クチュールの世界がメゾンの創作に与えた影響を物語っています。メゾンのネックレスやタッセルブレスレットに合わせて、同じデザインで作られたバッグもありました。
1950年には、クチュールの世界から着想を得て、メゾンを象徴する作品のひとつであるジップ ネックレスが誕生しました。この優美なジュエリーは、ジップを完全に開くとブレスレットに姿を変えます。ジッパー自体をジュエリーで再現するだけではなく、メゾンはこの作品でゴールドによるレースワークや紐結び、ルビーのリボン、貴石による壮麗なタッセルを形にし、クチュリエと宝飾職人の優れたクラフツマンシップを称えています。
ジップ ネックレス、1951年
ブレスレットへと形を変えるネックレス
イエローゴールド、ローズゴールド、プラチナ、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
最後に登場する3つの作品は、プラチナとダイヤモンド、オニキスなどを用いたブラックとホワイトのカラーリングが特徴です。1910年代以降、メゾンの作品で見られるようになった2色の配色が、ここではシンプルで幾何学的な装飾と組み合わされ、アールデコ様式を見事に表現しています。
1906年から続くヴァン クリーフ&アーペルの歴史を紐解く、このエキシビション。緻密にキュレーションされた作品とアーカイブを通して、顧客の方々の日々の生活に寄り添ってきたメゾンの革新性と専門性を紹介します。