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ヴァン クリーフ&アーペルが「時を告げるプレシャスジュエリー(Precious Jewels Telling Time)」展をシンガポールで開催
ラッフルズ ホテル内のヴァン クリーフ&アーペル「レ ジャルダン スクレ」
1906年の創業以来、ヴァン クリーフ&アーペルはジュエリーはもちろん、腕時計や卓上時計などのタイムピースを創作することでお客様の毎日に寄り添ってきました。2025年4月28日から11月9日まで、「レ ジャルダン スクレ by ヴァン クリーフ&アーペル」にて、「時を告げるプレシャスジュエリー(Precious Jewels Telling Time)」展が開催されます。ラッフルズ ホテル シンガポール内にあるこの空間で、メゾンの貴重なコレクションから厳選された作品を通してヴァン クリーフ&アーペルの歴史に触れることができます。
「レ ジャルダン スクレ by ヴァン クリーフ&アーペル」ブティックの2024年の画像
ヴァン クリーフ&アーペルは、18世紀に人気を博したラペル ウォッチに、美しさと利便性を併せ持つアクセサリーとしての独自の解釈を加えました。20世紀初頭にブローチが流行するまで、伝統的にベルトにかけるものだったチェーンが、ラペル ウォッチの再発見により、ドレスやコートに付けられるようになったのです。
この新しいモダンなスタイルを反映したメゾンのラペル ウォッチは、アールデコに忠実な幾何学的で洗練されたラインを表現しています。そのフォルムは、当時の女性が好んだ優美で曲線的なファッションを引き立ました。
ヴァン クリーフ&アーペル カタログ、1923年
ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス
1920年代初頭に制作されたラペル ウォッチは、貴石やオーナメンタルストーンで贅沢に飾られています。サイズも形もよく似ているこの2つの作品は、オープンワークと宝石をあしらったリンク構造が特徴です。
ラペル ウォッチ、1923年
プラチナ、オニキス、コーラル、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ラペル ウォッチ、1924年
プラチナ、ホワイトゴールド、サファイア、オニキス、エナメル、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
1910年代以来、ヴァン クリーフ&アーペルは気品漂うスリムなペンダント ウォッチを創り続けています。多くの場合、ウォッチケースをペンダントから取り外しでき、懐中時計として身に着けられます。
“チャイニーズ マジシャン”の名を持つ懐中時計は、ヴァン クリーフ&アーペルの歴史において重要な作品です。東洋からインスピレーションを得ていた証であり、メゾンの創造性豊かなレパートリーは機械式オートマタ(からくり時計)が取り入れられた端緒でもあります。イエローゴールドとオスミオールのフレームで作られた、円形のフォルム。その中央にイエローゴールドによる中国の魔術師が、台座の上であぐらをかいて座っています。その人物の衣服には、ターコイズとサファイアの花のモチーフが飾られ、ルビーとエメラルドのロングネックレスでスタイルが完成されています。これは、メゾンならではの物語性のある貴石のあしらい方を感じさせるものです。
チャイニーズ マジシャン 懐中時計のドローイング、1927年
ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス
チャイニーズ マジシャン 懐中時計、1927年
イエローゴールド、オスミオール、エメラルド、ルビー、サファイア、ターコイズ、エナメル
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
1920年代、ヴァン クリーフ&アーペルはアールデコの潮流に則り、幾何学的で落ち着いたパターンを特徴とする作品を多くデザインしました。続く1930年代にはモダニズムの芸術が発展します。メゾンはイエローゴールドを表面に用い、これらの抽象的な構成を引き立てました。展示作品の中には、スターセッティングで宝石を配したものもあります。しなやかなイエローゴールドにより、ノット、光沢のあるリボン、コードモチーフなど、さまざまなクチュールのテーマを際立たせることが可能になりました。その後の何十年も、金細工はミラーポリッシュやツイスト、ブレイドなど、さまざまな方法で進化していきます。
「時を告げるプレシャスジュエリー(Precious Jewels Telling Time)」展では、ヴァン クリーフ&アーペルが豊かに培ってきた時計制作についてご紹介し、メゾンの創造的な歴史へと皆様をお誘いします。