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D Museum
2023年11月18日(土)から2024年4月14日(日)まで、ハイジュエリーメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルの世界を披露するエキシビション「ヴァン クリーフ&アーペル:時、自然、愛」が、ソウルのD MUSEUM(ディーミュージアム)で開催されます。1906年の創業から現在までにヴァン クリーフ&アーペルが生み出した300点以上のジュエリー、ウォッチ、貴重な工芸品、アーカイブ資料が一堂に会します。
エキシビション
没入的な空間デザインは、国際的に活躍する建築デザイナーのジョアンナ・グラウンダーによるもの。ネオンカラーのライトに照らされた詩的で神秘的な空間が広がり、「愛」のセクションは透明なモニュメントによって飾られています。グラフィックデザイナーのミハウ・バトリが手がけた特別なタイポグラフィと本展のための映像とあいまって、時を超越するメゾンのスタイルが鮮やかに浮かび上がります。
創造・継承・教育を大切にするメゾンの価値観に基づき、エキシビションでは韓国内外のゲストによるトーク、大人と子ども向けのワークショップ、体験型の教育アクティビティなど、多彩なプログラムも開催されます。
ソウルで開催された「ヴァン クリーフ&アーペル:時、自然、愛」の空間デザイン、2023年 ヴァン クリーフ&アーペル © Yongjoon Choi
エキシビションは、ミラノ工科大学ジュエリーおよびファッションアクセサリー学科長であるアルバ・カペリエーリがキュレーションを手がけ、時、自然、愛という3つのセクションを軸に展開されます。
「時、自然、愛は、人生において最も重要かつ象徴的な価値であり、それゆえに日常生活に寄り添う工芸品においても同様であると考えています」アルバ・カペリエーリ
時
創造のプロセスと「時」は、さまざまな面で分かちがたく結びついています。ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーと工芸品はそれらが創られた時代に根差し、パリと世界、過去と未来、ジュエリーと他の分野のつながりを示唆します。この複雑な環境の中心で、メゾンは独特の一貫したスタイルを築き、クリエイティビティ、イノベーション、時を超えたエレガンスの相乗効果という伝統を築き上げてきました。
エキシビションでは、作家イタロ・カルヴィーノが論評『新たな千年紀のための六つのメモ』で挙げた5つの価値(「軽さ」「速さ」「視覚性」「正確さ」「多様性」)を出発点に、ヴァン クリーフ&アーペルの世界を紐解きます。さらに、メゾンのDNAを物語る6つの価値が、アルバ・カペリエーリによってテーマに選ばれました。「パリ」「ここではないどこか」「交差」、それに続く「クチュール」「ダンス」「建築」です。これらの価値観を体現するメゾンの作品が披露されます。
パリ
コロヌ ヴァンドーム ライター、1950年
イエローゴールド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ここではないどこか
ネックレス、1974年
イエローゴールド、エメラルド、オニキス、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
軽さ
コラレット、1939年
プラチナ、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
速さ
カデナ ウォッチ、1939年
イエローゴールド、ルビー
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
視覚性
バード クリップとワルスカ ペンダント、1971~1972年
イエローゴールド、エメラルド、サファイア、イエローダイヤモンド、ホワイトダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
正確さ
ブローチ、1936年
プラチナ、イエローゴールド、ミステリーセット ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
多様性
ワイルドローズ ミノディエール、1938年
イエローゴールド、ミステリーセット ルビー、ルビー
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ダンス
ダンサー クリップ、1942年
イエローゴールド、ホワイトゴールド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
クチュール
ジップ ネックレス、1951年
ブレスレットへと形を変えるネックレス
イエローゴールド、ローズゴールド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ジップ ネックレス ―ヴァン クリーフ&アーペルのアイデンティティ
ジップ ネックレスはヴァン クリーフ&アーペルの歴史を通じて、最もアヴァンギャルドな作品のひとつであり、豊かな創造性と驚くほどモダンなデザインが融合した傑作です。
飛行士のジャケットや船員のユニフォームに使用されていたジッパーは、1930年代、エルザ・スキャパレッリをはじめとするデザイナーによってハイファッションの世界にもたらされました。メゾンのアートディレクターであり、共同創業者アルフレッド・ヴァン・クリーフの娘であるルネ・ピュイサンは、機能的なパーツであるジッパーをジュエリー作品へと昇華させます。こうして誕生したジップ ネックレスは、1938年に特許を取得し、1950年に制作されました。その特筆すべき点は、本物のジッパーのように、タッセルをスライドさせるだけでブレスレットに形を変える多機能性です。ヴァン クリーフ&アーペルの創造の世界とクチュールの結びつきを示すこの革新的な作品は、形を変える多機能なジュエリーに対するメゾンの情熱を物語っています。
自然
自然は芸術とジュエリーの大いなるインスピレーションの源であり、メゾンにとって尽きることのないテーマです。メゾンはその歴史を通して、植物、花、動物からインスピレーションを得て、豊富なカラー、パターン、そして貴石から、オーナメンタルストーン、有機的な素材に至るまでの素材を駆使してクリエーションを生み出してきました。エキシビションを構成する「自然」のセクションは、訪れる人を豊かなメゾンの庭園へと誘います。植物、咲き誇る花々、空を舞う鳥たち、愛らしい動物たちは、メゾンの象徴的なスタイルであり、絶えず進化しています。
オワゾー ド パラディ クリップ、1942年
イエローゴールド、プラチナ、ルビー、サファイア、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
パピヨン クリップ、1982年
イエローゴールド、ローズゴールド、エメラルド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
5枚の葉のクリップ、1967年
プラチナ、ルビー、ダイヤモンド
オペラ歌手マリア・カラスのかつてのコレクションに含まれていたジュエリー
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
"37" クリップ、1937年
イエローゴールド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ダリア クリップ、1956年
プラチナ、オスミオール、エメラルド、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
愛
ヴァン クリーフ&アーペルは、パリで結ばれたアルフレッド・ヴァン・クリーフとエステル・アーペルの結婚から数年後、1906年に創業されました。愛という力強いエネルギーが、ハイジュエリーメゾンの誕生を導いたのです。クリップ、リング、ブレスレット、工芸品など30点以上の作品とスケッチやアーカイブ資料など、愛を象徴する貴重な作品が披露されます。
グリフォン ネックレス、1990年
イエローゴールド、ホワイトゴールド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ラブバード ブローチ、1945年
プラチナ、イエローゴールド、ルビー、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ジュリエット ブローチ、1951年頃
イエローゴールド、エメラルド、ルビー、サファイア、ホワイト養殖パール
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
ロミオ ブローチ、1951年頃
イエローゴールド、エメラルド、ルビー、ホワイト養殖パール
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
キュレーション・空間デザイン
アルバ・カペリエーリ
「ヴァン クリーフ&アーペル:時、自然、愛」キュレーター、ミラノ工科大学ジュエリーおよびファッションアクセサリー学教授。同校ではファッションアクセサリーデザインのインターナショナルマスター課程のディレクターを務めています。レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校(パリ)およびコローニ財団(ミラノ)の科学委員会メンバー。複数の国際的なジュエリーエキシビションでキュレーションを務めています。
ジョアンナ・グラウンダー
デザイナー、アーティスト。光と色彩を使用した大規模なパブリックインスタレーション、建築的インターベンションおよびインテリアから、カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリー(米国、ヨーロッパ)のための家具・照明の限定コレクションに至るまで、広範なプロジェクトを手がけています。
ミハウ・バトリ
1994年以来、インディペンデント グラフィックデザイナーとして活動。国際的な劇場や美術館で上演されるパフォーマンスのために手がける、イマジネーション豊かで見る人に驚きを与えるポスターは、カルチャーシーンで広く知られています。
エキシビション詳細
2023年11月18日(土)~2024年4月14日(日)
火曜~木曜
午前11時~午後6時
金曜~土曜
午前11時~午後7時
日曜
午前11時~午後6時
(2024年4月1日、8日を除き月曜休館)
大人(19歳以上)12,000 KRW
若者(18歳未満)無料
子供 (36ヶ月から12歳まで) 無料
エキシビション キュレーター
アルバ・カペリエーリ
ミラノ工科大学ジュエリーデザイン科教授
ニコラ・ボス
ヴァン クリーフ&アーペル プレジデント兼CEO
空間デザイン
ジョアンナ・グラウンダー
建築デザイナー
ミハウ・バトリ
グラフィックデザイナー